高倍率ズーム双眼鏡は買わないほうが良いかも

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こちらの双眼鏡愛好会でも書いてありますが、高倍率ズーム双眼鏡は良い評価を受けていません。
ズーム双眼鏡そのものも、視野が狭いといった理由であまり良い評価ではなかったりします。
確かにズーム双眼鏡は、視野が狭いものばかりです。私もあまりおすすめはしたくはないです。
やっぱり、どうしてもズーム双眼鏡が欲しいのであれば、出来るだけ低い倍率の物を買ったほうが良いと思います。
倍率が控えめなズーム双眼鏡が無いか探して見ますね。
ありました、MIZARのSSZ-515です。倍率は5倍から15倍と、ズーム双眼鏡としてはかなり控えめな倍率です。
値段も安いところでは4000円前後でしょうか。ケンコー光学ショップのジャンクと比較すると少し高いですね。安いほうですけど。
しかし、視野が狭いです。5.5°から3.2°というのは、ズーム双眼鏡としては広いほうなのですが、それでも単倍率の双眼鏡より狭いです。
視野が狭いほうが周辺像の諸収差が見えなくて良いと考えるのも結構無理があると思います。狭くても、諸収差があるかもしれませんので。こればかりは実際に買ってのぞいてみないとわかりません。
SSZ-515は低倍率なズーム双眼鏡なのですが、ズーム双眼鏡の全てに共通する、視野の狭さは克服されていません。
よって、おすすめはしません。どうしてもズーム双眼鏡が欲しいのであれば、最高倍率は高くても20倍前後までにしておいたほうが良いと思います。最高倍率は控えめなほうが良いです。最低倍率もSSZ-515のように低いほうが良いですね。
ちなみに、高倍率にすると明るさが低下し、手ブレがひどくなります。三脚に付けたとしても、明るさの低下までは防ぎようがありません。
明るさを補いたいのであれば、対物レンズが大きなズーム双眼鏡を買うしかありません。対物レンズが大きいズーム双眼鏡は、Kenkoのボラーレのズームがおすすめというか、ましな物だと思います。
私は、ズーム双眼鏡の数少ない長所はズームするのが面白いところではないかと思います。ズームの機構も調べてみると面白いかもしれませんね。
ズーム双眼鏡は何で視野が狭いんだろう。広ければ良いのに。